「ロックアウト」は本当に脱獄不能なのか!?

リュック・ベッソンがプロデュースしたことで話題となった映画「ロックアウト」を徹底的に解明!

ヨーロッパ・コープ

映画「ロックアウト」の配給会社でもあるヨーロッパ・コープはどのような会社なのでしょうか。

ヨーロッパ・コープとは

ヨーロッパ・コープは、フランスの映画製作会社です。2001年1月、リュック・ベッソンとピエランジュ・ル・ポギャムとの共同で映画スタジオ「ヨーロッパ・コープ」を設立しました。ヨーロッパ・コープは年間4~8本の映画を製作するとともに、劇場配給、ビデオ、音楽、出版、海外セールス等を展開しています。作風はスタイリッシュなものから、ハラハラどきどきのチェイスもの、王道アクションまで幅広く、設立10年と歴史が浅いのにも関わらず多くのヒット作を生み出しています。若手監督などの後進の育成なども念頭にあり、「ロックアウト」で監督を務めた、スティーブン・セント・レジャーとジェームズ・マザーもリュック・ベッソンが発掘した新人でした。日本ではアスミック・エースエンタテインメント、角川エンタテインメント、住友商事、シネマゲートとの共同出資で株式会社ヨーロッパ・コープ ジャパンを設立しています。代表作はTAXiシリーズ、トランスポーターシリーズなどです。リュック・ベッソンの映画への愛情、信念、使命が詰まった組織です。

洋画三昧

個性的なアクション映画

ヨーロッパ・コープの特徴は、ハリウッドの大作とは違うアイデア勝負のアクションものが多いところにあります。現在いろいろなアクション映画で使われている「パルクール」を最初に取り入れたのもヨーロッパ・コープの代表作「YAMAKASI」でした。「パルクール」はフランスで生まれたスポーツで、壁や木などの障害物を乗り越えたり、屋根から屋根へ飛び移ったりしながら移動するというスポーツです。これは、なるべく道具を使わずに肉体だけでアクションを表現するにはどうすればいいかという考えから採用されたもので、世界のアクション映画に大きな影響を与えています。また、これまでアクション映画に縁がなかったジェイソン・ステーサムを起用した映画「トランスポーター」が大ヒットしています。映画公開時はそれほどヒットしなかったのですが、DVDリリース後に爆発的に人気が出て、現在では3作目まで製作されています。また、「96時間」では、「シンドラーのリスト」などで知られるリーアム・ニーソンを起用し、今までアクションのイメージがなかった彼が演じる「無敵の父親」っぷりが人気を博しました。続編である「96時間/リベンジ」も好評で、ヨーロッパ・コープが私たちの想像を超えた作品をどんどん作ってくれることを期待したいです。

主な作品

「YAMAKASI」(2001年)

道具を使わず、自分の身一つでビルをよじ登り、屋上から屋上へと飛び回る7人のパルクールグループ「ヤマカシ」。彼らは子供や若者たちからは尊敬の念を抱かれていたが、大人たちからは危険な集団だと白い目で見られていた。ある日、心臓に病を抱える少年・ジャメルが彼らの真似をしようとして失敗し、高所から転落して大怪我を負ってしまう。責任を感じたヤマカシのメンバーはジャメルを見舞うが、彼の命を救うには24時間以内に手術を品けらばならないと知る。しかし病院の理事長は、40万フランの手術費を払わなければ手術は行なわないと言い張る。そこでヤマカシは病院の上層部から金を盗み出す計画を立てるのだった。

「ブラックボックス~記憶の罠~」(2005年)

アルチェール・セリグマンが目を覚ますと、そこはシェルブールの病院だった。車の運転中に事故を起こし、昏睡状態に陥っていたらしい。事故の影響で、自分がなぜシェルブールに来たのかという記憶を失ってしまったアルチェール。自分の記憶では事故のとき自転車に乗った少年をはねたはずなのに、看護師のイザベルはそんな少年はいないと言う。退院の日、イザベルから昏睡中にアルチュールがうわ言で発した言葉を記録したというメモを受け取る。そこには「シルヴァン・ガネムに殺される」「PR50」「テキサスは存在しない」などの謎の言葉が書かれていた。退院したアルチュールは兄・イヴァンに連絡が取れないことを不審に思い、イヴァンのアパートに行くと、彼が10日ほど前から行方不明になっていることを知る。イザベルからもらったメモを頼りに、調査を始めようとアルチュールは決心する。

「ヒットマン」(2007年)

完全無欠の暗殺者「エージェント47」は、国外追放された僧侶たちが作った闇の組織によって育てられた。エージェント47は組織で一番の腕前を持ち、自らのプライドと金のために世界を股にかけて殺しを重ねていった。ある日、彼に一つの指令が届く。標的はロシアの政治家・ミハイル。彼はペテルブルグに住んでいて、共産主義の復興を目論んでいた。ミハイルの遊説中、いつものように寸分の狂いもなく狙撃するエージェント47。しかし確実にしとめたはずのミハイルは生きていて、しかも犯行現場を謎の娼婦・ニカに目撃されていた。インターポールとFSBから追われることとなったエージェント47は任務に疑問を抱き、事件の鍵を握るニカに接触する。

「HOME 空から見た地球」(2009年)

50を超える国や地域を空撮したネイチャー・ドキュメンタリー映画。壮大なスケールで撮影されたダイナミックな映像を通じて、地球の危機や自然と人間のあり方を問う。監督は、売上げ300万部を誇る写真集「空から見た地球 21世紀の遺産」で知られる世界的航空写真家ヤン・アルテュス=ベルトラン。地球上の大自然や世界遺産、人々の様々な表情をとらえた圧巻の映像は一見の価値あり。

「TAXiシリーズ」

フランスのマルセイユを舞台に、タクシー運転手と新米刑事が強盗団を相手に奮闘するカーアクション映画。スピード狂のタクシードライバー・ダニエルと、方向音痴でちょっとまぬけな刑事・エミリアンのでこぼこコンビが楽しい。ダニエルが乗るプジョー・406の改造車や、街を疾走する迫力のカーアクションが見所となっている。シリーズは現在4作目まで公開されている。

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「トランスポーターシリーズ」

ジェイソン・ステーサム演じる運び屋(トランスポーター)を主人公にしたカーアクション映画。高額な報酬と引き換えに、どんな品物も時間厳守で目的地に運ぶことを生業としている主人公・フランクは特殊部隊に5年いた経歴を持ち、その天才的な運転技術と各種格闘技術で運び屋としての信用を売りにしていた。ある日フランクは、ある組織から依頼品として大きなバッグを受け取る。輸送中、不審に思ったフランクがバグをあけると、中には手足を縛られ、口をテープで封じられた女が入っていた。

秋の夜長に脱獄モノ